※22話まで視聴した時点での個人的な感想です。
正直に言うと、7話頃までは「これは久々の当たりかもしれない」と思っていた。
テンポの良い展開、美しい映像、主演2人のビジュアル、そして豪華な脇役陣。続きが気になって一気に見進めたほど、
しかし、22話まで見終えた今の感想は、
「序盤の勢いは、一体どこへ行ってしまったのだろう……。」という一言に尽きます。とは言え映像は綺麗なんだけど(お金かけてるのでね)

恋愛だけが前面に出てしまい、物語が薄い
中盤以降は、政治劇や人間ドラマよりも恋愛描写の比重がどんどん大きくなり、物語全体として何を描きたい作品なのかが見えなくなってしまいましたね。
権力争いを描きたいのか。
復讐劇なのか。
成長物語なのか。
純愛なのか。
どれも中途半端で、結果として「ただ恋愛を見せられている」という印象が強くなっています。
片手間に見る恋愛ドラマとしてなら十分楽しめるかもしれません。
ですが、重厚とまではいかずとも、また骨太とまではいかずとも、予算もかなりかけて作られた作品なので、それなりのクオリティ期待していた自分としては、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
雀骨なんて予算無い中、話数は減った分後半急ぎ足だったものの、あれだけのクオリティを出してきたのに、と同じ時期に放送しているだけにどうしても比べてしまう。。。
そして百花殺がこの予算でこの低クオリティなら、雀骨にもっと予算があればと悔しくなるほど。
何より脚本が惜しすぎる
一番残念なのは、役者ではなく脚本です。
映像は綺麗。そりゃ予算あるんで。
衣装も豪華。そりゃ予算あるから。
キャストもまぁまぁ、脇役に力入れたな感。
それなのに、それらを活かしきれていなーい!
まるで、
「最高級の素材に、わざわざボロ布を着せてしまった」ような感覚。
これだけの俳優陣を集めながら、この脚本では本当にもったいない。何度も言うけど主演は美男美女で映像も綺麗なので眼福ではあるのよ?

皇太子の株が下がり続ける…
個人的に一番残念なのが何与演じる皇太子。
序盤はもっと魅力的な人物になると思っていましたが、回を重ねるごとに痛々しさばかりが目立ち、評価は下がる一方。中国内でも同意見の投稿多し。
感情移入というより、
「またその行動をするの?」
という気持ちになってしまう場面が増えてしまいました。
豪華な脇役陣が活かされていない
『百花殺』には実力派俳優が数多く出演しています。
だからこそ、もっと一人ひとりを掘り下げる群像劇になっていたら、作品全体の厚みは何倍にもなったはず。
それだけに、脇役たちが物語を彩るだけの存在になってしまっているのが、本当にもったいないと感じます。

孟子義と何与を責める気にはなれない
主演の孟子義、何与については、決して悪くありません。
むしろ2人ともビジュアルは申し分なく、何与も演技は以前より確実に成長しています。
ただ主演二人とも、この脚本で物語に深みを与えられるほどの演技力までは、まだないので、この脚本では困る。。。
もし脚本がもう少し実のある内容で、心理描写も丁寧だったなら、また違った評価になっていたかもしれません。
だからこそ、主演を責めるというより、「脚本が役者の魅力を引き出せていない」という印象の方が強いです。
それでも見続けてしまう理由
ここまで酷評しておきながら、実は今も見続けている理由はたった2つ。
一つは、
あまりにも痛々しい皇太子が、最後には報われるのか。
もう一つは、
ここまで見ていると、
「男主は短命のまま命を終え、女主は子どもを産み、その子が皇帝となり、最終的に女主が実権を握る」
そんな結末が見えてしまうような流れになっていますが、本当にこのまま終わるのか。
それとも、すべてを覆すようなどんでん返しが待っているのか。
その答えだけは、自分の目で確かめたいと思っています。

総評
7話まで感じていた期待値が非常に高かっただけに、現在の失速ぶりは本当に残念です。
映像美も、キャストも、世界観も、決して悪くありません。
だからこそ、「もっと面白くなれた作品だった」という思いが強く残ります。
現時点では、ストーリーの深さを求める人にはおすすめしづらい作品。
一方で、美男美女によるただの恋愛時代劇として気軽に楽しむのであれば、最後まで見られる作品なのかもしれません。
願わくば、終盤でこの評価を覆すほどの展開が待っていてくれることを期待しています。
