中国ドラマ

陳都霊×周翊然『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』4話まで視聴!転生復讐×権謀劇が面白い――チェン・ドゥーリンは今まさに全盛期?

陳都靈(チェン・ドゥーリン)主演の新作古装ドラマ『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』がついに配信スタートした。
同時期には楊紫(ヤン・ズー)主演『家業』、李昀銳(リー・ユンルイ)主演『耀眼』という注目作も並ぶが、そこまでの激戦区ではないし、4話まで観た現時点で言うなら――『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』、かなり面白い。

Weiboより

『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』はどんなドラマ?

正直、配信前は「また転生復讐ものかな?」ショートドラマでも多い題材だしなぁ。という印象もあった。ところが蓋を開けてみれば、なかなか見応えのある脚本でテンポも良く、今のところ3作品の中では一番次が気になるドラマ。

『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』は希行による人気小説『楚後』を原作とした古装ドラマ。

主人公・楚朝(陳都霊)は将軍家の娘。前世では権力争いの渦に巻き込まれ、世子・蕭珣(王瑞昌/ワン・ルイチャン)によって利用され、家族も人生も奪われる悲劇を経験する。

しかし転生後、彼女はもう誰かの駒では終わらない。

自ら権力を握り、運命を書き換えようと動き出す――というのが物語の軸だ。まぁ、ありきたりな設定だし、ショートドラマでは使い古されているほどの定番設定だ。

『雁回時』でも復讐劇を演じた陳都霊だが、あちらが家門内部の宅闘色が強かったのに対し、『翹楚』は舞台が朝廷へと広がっている。恋愛一辺倒ではなく、「犠牲者だった女性が棋士になる」成長譚として描かれている点が大きな違いかな。

新帝救出や反乱鎮圧など、楚朝が知略と胆力で局面を切り開いていく展開は見応えがある。完全に女主が第一演者のドラマだ。

陳都霊(チェン・ドゥーリン)、今が“全盛期”

陳都霊といえば、『雲之羽』『蓮花楼』『長月燼明』など話題作への出演を経て、このところ主演作が立て続けに公開されている。

『大夢帰離』『雁回時』、そして『月鱗綺紀』と、ここ1~2年の露出量はかなりのもの。

長い下積みを経て、今まさに彼女の全盛期が来ている――そんな印象。本当に下積み長かったからね〜。主演女優になれてほんとうに良かった!

とはいえ、筆者としては率直に言うと、陳都霊の演技には以前から課題が多いと思っている。

いわゆる「演技しています」と感じるタイプの芝居で、感情表現がやや様式的に見える瞬間もある。役ごとの差異が大きくなく、「どの作品でも同じ人物に見えてしまう」という弱点も正直ある。

ただ、それでも今回感じたのは、主演経験を重ねたことで以前よりかなり落ち着きと存在感が増してきたことだ。

楚朝という役は、感情を露わにするよりも内側に怒りや計算を抱え込む人物。その静かな圧が、陳都霊の持つクールな雰囲気と噛み合っている。

貫禄、と言うとまだ早いかもしれないが、少なくとも「主演女優として作品を背負う姿」が見えてきた気がする。

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久々に見た周翊然、かなり良い役をもらった

そして今回、個人的にかなり期待したくなったのが周翊然(ジョウ・イーラン)だ。

『當我飛奔向你』以来、久しぶりにしっかり彼の演技を観たが――これは良い役をもらったな、というのが率直な感想。

周翊然演じる謝燕来は、名家の庶子という複雑な立場を抱えた人物。孤独で捻れた部分がありながら、楚朝との出会いを通じて変化していく。

単なる「ヒロインを守る男」ではない。

彼自身にも傷や野心があり、恋人でありながら同盟者でもある関係性が面白い。

楚朝が朝廷で策を巡らせる一方、謝燕来は戦場で力を示し、大将軍へと成長していく。この“ダブル強者”の構図が、このドラマの大きな魅力だろう。

周翊然はこれまで青春劇のイメージが強かったが、こうした陰影ある古装キャラクターがハマれば、俳優として新しい代表作になる可能性もある。

4話時点ではまだ本領発揮前という印象もあるし、目の演技はまだまだで、感情の移り変わりが表現出来るほど成熟した演技は無いが、まだ若いしね、ここからにかなり期待したい。(個人的に、こういう、少しずつ感情が移り変わって、親しみや愛情が湧いてくる過程を目で表現出来るというと、最近だと一念関山の劉宇寧とか、長想思の檀健次、春花焔の劉学義はさすが、と思わせてくれる俳優だと思う)

Weiboより

悪役陣では高茂桐が意外な存在感

悪役陣もなかなか面白い。

前世で楚朝を破滅へ追いやった蕭珣(王瑞昌)は、温和な仮面の裏に冷酷さを隠した典型的な権力型ヴィラン。彼を中心に、朝廷内の思惑が複雑に絡み合っていく。筆者の忌憚ない評価を述べると、王瑞昌に至っては特に語ることもないくらい、いつも同じ演技でうーん、という感じは、ここまで来ると逆に凄いのかも、と思えてくるほど変わり映えが無い。下手では無いのだけど、同じような役ばかりだから仕方ないのかもしれない。

一方で、一皮剥ければ変わりそうなのに、いつも惜しいと思って観ているのは唐曉天(タン・シャオティエン)。

彼はこれまでも多くの作品に出演しているが、正直なところ今回も演技の方向性は大きく変わっていない。悪いわけではないものの、どの役も似た質感になりがちで、役者としてさらに飛躍するにはやはりもう一歩欲しいところ。

むしろ意外だったのは高茂桐(ガオ・マオトン)。

派手なタイプではないが、細かな感情表現が上手く、場面の空気を締めている印象がある。権臣としての不穏さや静かな圧を繊細に見せていて、かなり良い仕事をしている気がする。

こういう俳優がいると、作品全体の密度が上がる。

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『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』は今季のダークホースになるか?

『家業』や『耀眼』といったドラマが並ぶ中で、『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』は派手な話題先行型ではなく、じわじわ視聴者を引き込むタイプの作品。

4話まで観た限りでは、かなり掴みが良い。

転生復讐、朝廷権謀、ダブル強カップル、そして一癖も二癖もある人物群像――。

そのどれもが上手く噛み合っていて、続きが気になるドラマになっている。

そしてまたもやエンディング曲が劉宇寧 いやほんとどこにでも出てくるな。声聞いただけで、あらまた劉宇寧、となる。最近ほんとにOST歌いすぎじゃない!? いやいーんだけど、ちょっと聞き飽きてきたわ、あの声

陳都霊の主演女優としての現在地を確認できる作品でもあり、周翊然の新たな代表作になる可能性も感じる『英傑:不死鳥の如く(原題:翹楚)』。

筆者はしばらく、このドラマを追いかけてみたいと思っている。

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