中国の動画配信大手・iQIYI(愛奇藝)がiQIYI世界大会で発表した「近年の人気ドラマランキングTOP10」が話題になっています。単なる再生数ではなく、“放送期間中の収益”という視点でランキング化されている点が特徴で、その合計収益はなんと約67億元(約1,300億円規模)とも言われています。
その中でも注目を集めているのが、遂玉。配信終了直後にもかかわらず、またiQIYI(愛奇藝)独占配信ではないにも関わらず、一気に5位へ食い込みました。(他の9作品はiQIYI独占配信。遂玉はWeTVと共同制作)

逐玉(主演:張凌赫 × 田曦薇)。
“今年の作品で唯一ランクイン”という点からも、いかに勢いのあるヒット作だったかが分かります。
熱度TOP10に入った話題作
ランキング上位には、近年の中国ドラマ界を代表するヒット作がずらりと並びます。
1位:狂飆(主演:張譯 他)
2位:生万物(主演:楊冪 他)
3位:瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜(主演:吳謹言 他)
4位:贅婿(主演:宋軼 他)
5位:逐玉(主演:張凌赫 田曦薇)
6位:蒼蘭訣(主演:王鶴棣 虞書欣)
7位:卿卿日常(主演:白敬亭 田曦薇)
8位:我是刑警(主演:于和偉 他)
9位:朝雪錄(主演:李蘭迪 敖瑞鵬)
10位:漂白(主演:郭京飛 趙今麦 他)




こうして見ると、時代劇・現代劇・ラブコメとジャンルも幅広く、「話題性」と「収益性」が必ずしも同じではない点も興味深いところです。
今回のランキングで特に注目すべきなのは、逐玉が配信開始からまだ半年も経っていない段階で5位にランクインしている点です。
通常、このランキングは“放送期間中の収益”を基準にしているため、上位作品の多くは長期間にわたって視聴・課金を積み重ねてきた作品ばかり。その中で《逐玉》は、いわば圧倒的に不利なスタート条件にもかかわらずトップ5入りを果たしています。
さらに注目されているのが、現在の動きです。
《逐玉》は配信終了後も
- 再視聴(リピート視聴)の伸びが高水準
- SNSでの話題性が継続
- 新規視聴者の流入が止まらない
といった“ロングヒット型”の兆しを見せています。
つまり《逐玉》は、単なる“放送中だけの爆発的ヒット”ではなく、短期の勢いと長期の伸びの両方を兼ね備えた、非常に稀なタイプの作品と言えます。
《蓮花楼》は入っていないのか?
ここで多くの人が疑問に思ったのが、爆発的人気を誇った蓮花楼(主演:成毅)がランク外だったこと。
結論から言うと、“評価の軸が違う”ためです。
このランキングはあくまで「放送期間中の収益」が基準。しかし《蓮花楼》はというと――
✔ 放送終了後もグッズ売上が継続
✔ ファン人気が長期的に維持
✔ IPとしての価値が拡張し続けている
つまり、「短期爆発型」ではなく「長期収益型」の作品。
そのため《蓮花楼》はランキングとは別枠の
“118億人民元クラブ(約520億円規模)”=トップIP群
に分類されています。

持続型ヒットの価値
この結果から見えてくるのは、中国ドラマ市場の評価軸が変わりつつあるという点です。
従来は
放送中の話題性・視聴数=成功
でしたが、現在は、放送後も稼ぎ続けるIPかどうか、がより重要になっています。
その意味で、《蓮花楼》は非常に象徴的な存在。
さらに関連作品(赴山海 や 天地劍心)のグッズ売上も好調で、成毅の“IP牽引力”の強さが際立っています。
ランキング以上に重要な「稼ぎ続ける力」
今回のランキングは一見すると「人気ドラマ順位」に見えますが、実際には
短期で爆発する作品(狂飆など) 、長期で稼ぎ続ける作品(蓮花楼や遂玉)
という、2つの成功モデルの違いを浮き彫りにしています。
特に今回、大注目の遂玉の爆発的ヒットと長期ヒットの見込みから、張凌赫は“作品終了後も価値を生み続ける俳優”として、今後さらに評価が高まっていきそうです。
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