『雲之羽』
総合評価:4.4
脚本 :4.1
演出 :4.4
映像 :4.7
主役演技:4.4
音楽 :4.2
観る前の期待度を大幅に超えてきた作品でした。
実は、主演のジャン・リンホー(張凌赫)の演技があまり好きではない筆者なのですが(顔は好きだけど^^;)、それを差し引いても良かった作品でした。
物語の途中のダレが全くなかったです。気が付けば最終話までしっかり見てしまった!という、まぁ近年の中国ドラマに比べれば短い方ではあるのですが。話数の多い中国ドラマや韓国ドラマは、途中だれてくると1.2倍速や1.7倍速で見ることも多いのですが、このドラマは一度も倍速しませんでした。なんていうか演出が良くて映像も美しく、間をとても大切にして作ったドラマだなぁと感じさせる独特の世界観がありました。
また、女主演のユー・シューシン(虞書欣)が、びっくりするくらい美しかったです。
どちらかというと可愛い系の女優だと思っていましたが、いやマジでびっくり仰天レベルで静かで美しい演技を発揮しまくっており、まるで高貴な鶴のような…。蒼蘭訣のユー・シューシン(虞書欣)の印象がまるでない。演技力が付いたのか、元々演技力があったのかは分かりませんが、この作品の成功はユー・シューシン(虞書欣)の演技力あってこそだったと思いましたね。
ジャン・リンホー(張凌赫)は、何を演じてもジャン・リンホー(張凌赫)にしか見えないので、この作品でも同じでしたが。。。
とにかく美しい映像と、ハラハラさせる展開と武侠が相まってとても面白かったです!見終わったあとの余韻も良い感じで、忘れられなくて夢中になる!という感じではないですが、静かな余韻に浸れるような、秀作でした。