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陳坤(チェン・クン)と周迅(ジョウ・シュン)の所属事務所と「歩く力」

陳坤(チェン・クン)は周迅と共に2010年に所属事務所を退社して独立すると、それぞれ個人事務所を立ち上げます。
二人で同じ家を購入し、周迅は1階に、陳坤は2階で暮らし始め、何か悩みがあれば相談し合いながらお互いキャリアを積み上げていきました。
どれだけ親密な仲でもビジネスパートナーにならない方が良い、とは良く聞きますが、二人は2018年に共に芸能事務所を設立しました。
その後お金がなく大学に入れない俳優希望の若者たちに無料又は格安で演技指導をする養成所も、周迅と共に立ち上げ、事務所は今に至るまで非常に上手くいっています。

陳坤(チェン・クン)と周迅(ジョウ・シュン)が2018年に立ち上げた事務所は『東申未来』です。毎年新しく数名~十数名の俳優、女優を採用していますが、実力重視のイメージがあります。所属俳優も倪大红など、演技派の脇役や大御所が多いです。陳坤(チェン・クン)も周迅(ジョウ・シュン)も演技派なので、必然かもしれませんね。

2020年、中国のスター女優である舒淇(スー・チー)が『東申未来』に所属したことが話題になりました。
現在は、『麗姫と始皇帝~月下の誓い~』の荊軻役を演じていた劉暢(リュウ・チャン)も『東申未来』に所属しています。

(左から、周迅、陳坤、舒淇)

陳坤は、2010年にチャリティープロジェクト「歩く力」を事務所退社時とほぼ同時期に立ち上げ、参加希望した人々とチベットなどの山々を一緒に徒歩で歩くイベントを毎年行っており、このイベントにはスケジュールが合う限り頻繁に周迅も参加しています。
彼はインタビューでこのように答えています。

「僕が僕に必要以上の富を所有できるという事実は、僕にとっての試練です。僕が持っているすべてを使ってより多くの人々を助けるための道を、いつも前向きに考えています。他人を助けることは僕自身を助けることです。僕は劣等感とプライドへの執着を手放しました。」

「僕にとって演技は《心を鍛える》ということです。演技と瞑想を通じて、愛だけが嵐に耐え不安を克服できることを理解しました」

「僕や友人の、富と名声への欲求と過去の躊躇との絡み合いは、若者の衝動ともろさを理解させてくれたので、前向きなエネルギーを広める必要があると感じました。『歩く力』が生まれたのは、そのような感情的な衝動の下にあります。歩くことで自分の内面を見つめてほしい、沈黙にはとても大きい力があること、を多くの人に知ってもらう機会になればと願っています」

陳坤著者「突然就走到了西蔵」という本は述べています。
(直訳しちゃうと「突然西に来てみた」なんて変な訳になっちゃう)

「僕はいつも僕たちの体に大きな力があると信じています。信仰や矜持、大切なものは僕たちの心の中にいます。外を見る必要はありません。僕たちが心静かである限り、いつも僕たちはそれに会うことができます。
はこの瞬間を、人生と夢の間の止まった瞬間や呼吸と呼吸の間の一時のように捉えようとしています。たとえそれがほんの一瞬であっても、それは人生にとってとても深い意味を持っています。人生は遠いところへの旅です。たちの魂の本質を見失うことなく、静かに歩いていきますように」

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