宝塚歌劇 時事

宝塚歌劇団、SNS誹謗中傷などへの法的措置も検討

こういうニュースを聞くたび悲しくなるけれど、SNSで、宝塚歌劇団に所属する生徒個人を攻撃するような誹謗中傷が後を絶たないらしい。
昔からコアなファン層を獲得してきた日本に一つだけの(昔はいくつかありました)、女性だけで構成されたレビューやショーをを楽しめる劇団です。
劇団四季が演目で集客するという特色なら(もちろん役者のファンもたくさんいますが)、宝塚歌劇団は役者で集客する特色の強い劇団といえると思います。

年間の総公演数は劇団四季より少ないものの、観客動員数は劇団四季を超える320万人を超え、年間の売上高は400億円近くになる一大エンターテイメント集団です。

ファン層が厚い=役者(宝塚では生徒と呼びます)目当てで通うファンが多い宝塚歌劇は、生徒個人の人気度が公演の集客にもかなりの影響を及ぼすため、こういった個人を対象にした個人攻撃には非常にシビアにならざるを得ないのだと思います。

SNSが身近になっている昨今は、近くの友達に話す噂話や家族との会話のような感覚で、あらぬ噂話や悪口を気軽に投稿してしまう人が増え、書いている本人も自覚なくボタンを押してしまっているだけだとは思いますが、SNSは近所の噂話や家族間の会話と違い不特定多数に人間が誰でも見ることができ、また拡散することが可能なツールです。

一度拡散されれば、投稿者のフォロアー数は関係なく、何億という人間が見ることの可能な媒体なのです。
直接本人を傷つけるつもりもなく、また、宝塚歌劇団という企業に損害を与えるつもりもなく、ただ気軽に投稿したものであっても、個人を傷つけ、何億何十億の損害を出すことにつながる可能性があるのだということを、自覚したうえで活用していってほしいと思います。

悪意ある投稿を見た生徒が、心を痛めて悲しんでいると思うと、胸が痛くなります。
頑張れ!

-宝塚歌劇, 時事

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