韓国ドラマ

平日午後3時の恋人たち 感想

酷いモラハラ夫たちに人間として扱ってもらえていない妻たちが、毎日を苦しみの中で鬱々と暮らしている中、自分らしく生きられる場所を、自分のままを慈しんでくれる人を見つけてしまったら、、、という物語。たまたま、主人公同士、相手が既婚者だったという。
日本のドラマ『昼顔』のリメイクだということだけど、ドロドロ系ドラマじゃなく夫婦の在り方や人が尊重されることを軸に描かれていて、とても意味のあるストーリーになっているあたり、さすがドラマ大国韓国だな、という感想。
主人公の相手役も斎藤工より爽やかで、斎藤工がちょっと不潔ぽくて無理だった私は断然イ・サンヨプ派。


不倫、と一言で語るのは簡単だけど、このドラマのような場合は、そんなに単純な事じゃないよね。
不倫をした妻たちに非があって、特に日本の世論は不倫をした側(妻たち)を責めがちだけど、原因は夫にあるわけだから、夫が妻を責めるのはお門違い。自らを振り返ってみれば?と言いたい。

人間が、人間らしく自分らしく生きられる場所を求めるのは必然だし、元論夫婦で幸せを築くのが一番理想的だけど、あんな夫じゃ無理。
とはいえ子供のために離婚は避けたい妻と、夫を傷つけることに恐怖心がある妻。

世間が妻を責めるのはお門違い。当人でもないのに内情も知らずに他人を責める権利は誰にも無い。ただの誹謗中傷で名誉毀損。立派な犯罪です。

ジウンの相手、ジョンウの妻は可哀想だな、と思った。怒る気持ちもよく分かる。
とはいえ彼女に責任がないわけでも無い。

ジョンウについては、なんで愛してないのに結婚しちゃったんだよ、とは思った。

一生誰のことも愛さないと思っていたのだろうけど、ジウンとの仲を深める前に離婚しなよ、とも思うし。

まぁ、そもそも誰も愛したことが無かったのだから、戸惑って分からないうちに深く愛してしまっていることに気づいて、気づいた時には遅かった…って感じかなとも思うけれど。

主人公二人は不倫だけど純愛。感性が似すぎていて、純朴で純粋。惹かれ合うのは必然な気がします。

お互い結婚してなければ、幸せな夫婦になれただろうに。
と言っても、原案の『昼顔』(日本ドラマ)のラストとは違い、『平日午後3時の恋人たち』のラストはみんなが幸せに向かうラストなので、とてもいいと思いました。

日本の『昼顔』のようにドロドロしてないし。人間の在り方を繊細に描いているところが、さすが韓国ドラマ、という感じがします。


ストーリー

ソン・ジウンは結婚5年目の主婦。公務員の夫と平凡な日々を送っている。ある日ジウンは、向かいの家に引っ越してきたチェ・スアから不倫のアリバイ作りへの協力を頼まれる。スアは最近この街に引っ越してきたばかりで、大手出版社代表を務めている夫、ふたりの娘と新築の一軒家で裕福な暮らしをしている。だが、実は彼女は、平日の昼間に不倫を繰り返している、いわゆる“平日昼顔妻”だった。この日も不倫をしていたスアは、事件に巻き込まれそれを目撃していたジウンに証言を頼むのであった。「幸せ」を守るためにスアの要求に従うジウン。その過程でジウンは生物教師のジョンウに出会い、次第にジョンウのことが脳裏から離れなくなり、やがて本気で愛し合うようになってしまい…

キャスト

パク・ハソン
イェ・ジウォン
イ・サンヨプ
チョ・ドンヒョク

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