風起隴西＜ふうきろうせい＞、4話まで観ました。
中国での放送時に本編の後に放送されていた『解説』が無いので、最初人間関係が分かるまで理解するのが難しいですが、次第に関係性が分かってくるとめちゃくちゃ面白いです！
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原題で言うところの、CIAやSISのような機関が舞台のストーリーなので、誰もがスパイであり誰もが怪しく見えますが、今のところバイ・ユー(白宇)演じる荀詡、その従妹で陳恭の妻、スン・イー(孫怡)演じる翟悦は、純粋に蜀のスパイで間違いないでしょうね。
チェン・クン(陳坤)演じる陳恭は怪しすぎて、蜀のスパイなのか魏のスパイなのか、はたまた二重スパイなのか…。
中国ドラマでは珍しいほどに本当に質素なセットや服飾のドラマなので、セットや服飾にお金がかかっていない分、役者陣の演技力と演出力が必要なドラマですが、息を吞む緊張感の連続で、名優たちの演技が凄まじいドラマに仕上がっていると思います。
そんな演技達者な役者陣に交じって、殊更心配なのが柳莹を演じるアンジェラ・ベイビー (楊穎)。
4話だとまだセリフもほとんど無いため、今のところは無難に演じていますが、この調子で最後まで乗り切ってほしい！
美貌は文句なしの誰もが認める美女ですから、ここに演技力が加われば鬼に金棒です！こんな演技達者勢に囲まれることは滅多にないと思えるほどの布陣なので、この機に急成長してほしいと願っています！（偉そうな(;^_^A）
チェン・クン(陳坤)の演技力については、今更書くこともないほどの達者ぶりで、全身から怪しさと胡散臭さと信頼感と誠実さを場面ごとに醸し出しています。（矛盾してるけど、そういう役なのよ）
あと特筆すべきは、馮膺役を演じているニエ・ユエン (聶遠)でしょう！
主役ではなく脇役で出演しているのを観るのも久しぶり、という実力派主演級の俳優ですが、やっぱり演技力は重厚感があり深いです。コウラン伝に呂不韋役（主役）で出演していた時は、作風に沿って少し抑えめの演技をしていたニエ・ユエン (聶遠)ですが、今回は全力を振り絞って演技しても受け手が演技達者ばかりなので、安心して全力で演技を披露している感じがします。
バイ・ユー(白宇)はチェン・クン(陳坤)と共同主演ということで、多分プレッシャー半端なかっただろうなぁと思いますが、演技達者というよりは自然体で演技していて違和感がなく、作品に溶け込んでいて素晴らしいと思います。
役柄にもピッタリです！
スン・イー(孫怡)はまだ出番があまりないのですが、今後増えてくるのでとても楽しみです！
『風起隴西＜ふうきろうせい＞』は、WOWOWで観られる！
（WOWOWオンラインにて1話～配信中）
