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ヒカルさん&ノアさん「オープンマリッジ炎上」をめぐる議論、真の透明性とは

人気YouTuberのヒカルさんとノアさんが「オープンマリッジ(互いに異性関係を持つことを認める結婚形態)」であることを公表し、大きな議論を呼びました。SNSやコメント欄では賛否が分かれ、価値観の違いが浮き彫りになっています。

ここでは、反対派と擁護派の声を多角的に整理し、さらにヒカルさん自身の思いにも触れながら、この炎上を考えていきます。

反対派の意見

結婚観・家族観からの反発

・結婚は「一途」「貞操」「排他性」が前提という価値観に基づく意見です。

・オープンマリッジは「不倫を正当化しているだけ」と感じる人もおり、家族制度や子育てに対して「不安定」「無責任」との懸念が出ます。

ファン心理からの失望

・ヒカルさんを応援してきたファンの中には「理想の夫像」を投影していた人も多く、実像とギャップがあると裏切られた気持ちになります。特に「普通の結婚」を期待していた層のショックは大きいです。

公序良俗・社会的影響の懸念

・影響力の大きいYouTuberが「オープンマリッジOK」と公言することで、若い視聴者などに誤解を与えるのではないか、という声もあります。

・「浮気=悪いこと」という社会的規範が揺らぐことへの抵抗感です。

擁護派の意見

個人の自由・自己決定

結婚生活の形は当事者同士の合意があれば問題がない、という立場です。幸せの形は人それぞれであり、外野が価値観を押し付けるべきではない、という主張が中心になります。

誠実さの一形態(ヒカルさんの思いを含めて)

・隠れて浮気するのではなく、最初から合意の上でオープンにしていることは、むしろ誠実。

・嘘や隠し事のない関係性は、健全さの一つともいえる。

・彼は「自分を聖人君子のように見せているのは、視聴者に対して嘘をついているようで耐えられなかった」と。

・実際、結婚当初からオープンマリッジだったが、それを黙っていることが“普通の結婚”を期待して見ているファンへの裏切りになると感じた。だからこそ「全て曝け出す」という決断をした。

・つまり「曝け出すこと」も彼なりの誠実さの表現と捉えることができます。

コンテンツとしての透明性

ヒカルさんは自身の人生の一部をコンテンツとして発信してきた人物です。視聴者は無料でその一部を見せてもらっている立場であり、考え方が違うからといって即座に否定するのは筋違いだ、という意見もあります。

むしろ隠すより全てを公表してくれた方が「信頼できる」と感じる視聴者もいます。

中立的な見方・第三の立場

文化的背景を踏まえた受け止め方

日本では一夫一婦制の排他性が強く根付いているため、反発が自然に起きる面があります。一方で海外にはオープンマリッジやポリアモリーの認知が進んでいる地域もあり、文化差が議論に影響します。

合意と運用の現実性

理論上は合意があれば成立する関係でも、実際に運用するのは難しいケースがある、という現実的視点も重要です。嫉妬や感情の変化、第三者トラブル、法的リスクなどは無視できません。

炎上の背景にある要因

インフルエンサーという立場

影響力のある人物が私的な選択を公表すると、その言動がファンや若年層に大きな影響を与えます。従って、公表による賛否はビジネス(支持率・登録者数)にも直結します。

メディアとSNSの作用

SNS上の即時性・過激化しやすい拡散が炎上を増幅させます。感情的な批判や断定的な意見が目立つ一方で、冷静な議論が埋もれてしまう構造的な問題もあります。

私の考え(価値観の尊重)

「価値観は人それぞれ」であること

私は、価値観は人それぞれだと考えます。自分にとって理解しがたい生き方だからといって、他人の選択を即座に「間違いだ」と断定するのは適切ではないと思います。

自分の当たり前が他人にとっての当たり前ではないことを認め合えなければ、争いはなくならない、と思っているからです。

視聴者としての立場

私たちはヒカルさんの人生を一種の「コンテンツ」として、無料で見せてもらっている立場です。

ノアさんが蔑ろにされているのではないか?と思えてしまう面も動画内にはありましたが、それも動画内だけでのこと。どんな思いや二人の間の話し合いや理解があってそうしているのか、などの事実は、私たち視聴者には分からないのです。

あくまで、私たちが見ているのは動画というコンテンツであり、言ってしまえば虚像ですから。

事実を知るのはヒカルさんとノアさん本人たちであり、ノアさんの気持ちを勝手に代弁も憶測も出来ませんし、そんなことをすることが、そもそもノアさんを軽んじていることになり、ノアさんを尊重していないことになりますよね。

まとめ

今回の炎上は、「結婚」「忠誠」「自由」「誠実さ」といった価値観が交差する事象です。反対派は伝統的な結婚観や子育て・法的リスクを重視し、擁護派は個人の自由や誠実さ(=隠さない/曝け出すこと)を重視します。

ヒカルさん自身は「視聴者に嘘をつきたくない」「黙っていることがファンへの裏切りだ」「隠れて不倫や浮気をしておきながら、人を責めたり攻撃する時には自分を顧みれないやつらに、ほとほと嫌気がさす」と感じ、すべてを公表したと説明しています。

最終的には、受け取る側がどう感じるかはそれぞれです。重要なのは「価値観が違う人を否定しないこと」、「人の気持ちを勝手に推測って押し付けたり、決めつけて同情したり責めたりするのは、思い遣っているようで余計なお世話」そして「当事者の合意や運用(現実性)にも目を向けること」ではないでしょうか。

-ヒカル

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